鶴谷病院は、安全な医療を推進するために、医師、看護師はじめ、パラメディカルスタッフすべてが部署を超え、職域横断的な取り組みを行っております。常に業務改善をはかり、職員ひとり一人の安全に対する意識づけを心掛け、組織的な活動を展開しております。当院での医療安全と感染対策についてご紹介いたします。
今日における医療の高度化、専門化、高齢者の増加などにより、医療事故発生のリスクは高まってきています。安全で質の高い医療を提供するためには、病院全体で医療安全文化に根差したシステムを作りあげていくことが重要になります。医療安全管理委員会では「人は間違いうること」という前提に立ち、インシデント・アクシデント事例を検討し原因の究明、再発防止対策の周知徹底、勉強会の開催などの活動を行っています。患者さんが安心して治療を受けられるよう、医療に従事する全ての職員が、患者さんの安全を最優先に考え、その実現に努めています。
外来診療や入院中のできごとで、不安・不信・不満に感じる事等、何でもお気軽にご相談ください。
受付時間:月曜日~金曜日(祝日・休診日を除く) 9:00~17:00まで
受付窓口:医療福祉相談室(本館1階)
担当 医療安全管理者
感染制御室では、院内における感染症によって起こる医療関連感染を予防し、また感染症が発生した場合には感染が拡大しないように可及的速やかに制圧、収束を図ることを目指しています。
以上10名で構成され、看護師1名が専従として勤務しています
1.院内感染対策に関する考え方
1)感染関連情報の収集および科学的根拠に基づく感染対策を作成し患者さん及び職員を感染から守ります。
2)院内感染対策の強化に努めます。
2.院内感染対策のための組織
1)医師、看護師、薬剤師、臨床検査技師、臨床工学士、リハビリ、事務などによる院内感染対策委員会を月1回開催し、院内感染防止の協議を行います。
2)院内感染アウトブレイク時や必要時には臨時の委員会を開催します。(必要に応じてメンバーも拡大します)
3)感染防止対策チームを設置し、院内のラウンドやミーティングを行います。
4)感染対策リンクナースを関連部署に配置し感染防止活動を行います。
3.院内感染対策のための研修
職員の感染防止対策に関する意識・知識・技術向上を図るための研修を企画・開催しています。
4.感染症発生状況の報告
薬剤耐性菌の検出状況、感染率に関する情報分析、評価をし、院内感染を防止する対策を検討します。
5.院内感染発生時の対応
院内感染を疑う状況が発生した場合は感染制御室が状況確認、調査、原因究明等を行い終息を図ります。
6.院内感染対策推進の対策
1)院内感染防止マニュアルを策定し職員への教育を行っております。
2)マニュアルは状況や新規知見に基づき更新されます。