シームレスな心臓病診療
シームレスな心臓病治療
心疾患(心臓病)は日本人の死因の第二位(厚生労働省の人口動態統計)を占め、 心臓病を持つ患者さんの数は年々増加しています。当院では、病気の状態が急激に変化する急性期から、病気と長い間つきあっていく慢性期まで、継ぎ目のない(シームレスな)心臓病治療を心掛けています。
急性期においては、急性心筋梗塞や狭心症に対して緊急心臓カテーテル治療を行っています。一刻を争う急性心不全に対しては積極的に救急車を受け入れ、迅速に治療を開始しています。徐脈性不整脈に対してはペースメーカ治療を行っています。
慢性期においては、専属のスタッフが充実した設備と施設で心臓リハビリテーションを行っています。CPX(心肺運動負荷)検査の結果に基づき個々の患者さんに最適な運動処方をしています。心臓超音波検査については、前橋赤十字病院から専門の 先生を招き、研鑽を積んだ技師が担当しています。生活習慣と深く関わりのある心臓病には減塩などの食事療法が欠かせません。当院では、入院と外来患者を対象に管理栄養士が栄養指導を行っています。
このように当院では、多職種のスタッフが協力して急性期から慢性期まで継続した心臓病治療を心掛けています。(より高度な治療や外科手術が必要な場合には、群馬県立心臓血管センター・伊勢崎市民病院・群馬大学医学部附属病院などにご紹介させていただくことがあります。)