慢性心不全の治療において、ナトリウムの摂取制限は極めて重要です。当院では、入院中または外来通院中の患者さんに対して、管理栄養士が積極的に食塩制限の指導を行っています。このたび、栄養課のスタッフが、食塩摂取習慣の新しい指標に関する研究成果を発表し、日本栄養士会雑誌(査読あり)に掲載されました。
「栄養指導中の患者の行動に基づいた食塩摂取習慣の新たな指標(心不全患者を対象とした検討)」
日本栄養士会雑誌 66巻7号(2023年7月) ページ365-372
循環器専門医による治療はもちろんのこと、当院では今後も管理栄養士による栄養指導や、専門スタッフによる心臓リハビリテーションを含む心不全チーム医療を積極的に推進してまいります。心不全や食塩制限、食事のことについて、どうぞお気軽にご相談ください。
栄養課 森川澄子、循環器内科 関口賢一